わたしは、覚えています
親のありがたみに気づいたとき…
親を亡くしたとき…
自分が親になったとき…
大切なものに気づいたとき…
大切なものを無くしたとき…
心が疲れているとき…
そんな時に聞くと、「ぐっとくる」可能性大です。
この歌、曲名は『あんまり覚えてないや』となってますけど、
タイトルとは裏腹に、伝えたいことは、
"本当に大切なものは、ちゃんと覚えてる"
ということです。
ですから前半は、漫才でいうならば「フリ」みたいなもの。
とくに団塊世代のジュニアに当たる
いま30代から40代くらいの年代の方には
ずっぽしくるかも知れません。
自分も「おじさん」や「おばさん」
と呼ばれる歳になってきたけど、
それは同時に、同じだけの年月を
親も重ねてきたということであり、
気が付けば白髪も増えて、
爺ちゃん、婆ちゃんと呼ばれるようになって、
腰が曲がってきて・・・でも、
でも、わたしは覚えています
という曲です。
Mr.Children - 『あんまり覚えてないや』(ライブ音源:"HOME" TOUR 2007)
Mr.Children(ミスチル) - あんまり覚えてないや 歌詞
作曲:桜井和寿
歌:Mr.Children
朝 目を覚ますと
焦げ茶色のフローリングに 君の抜け殻が落ちていて
なのに覚えてないんだ 昨日の夜の出来事
あぁ なんてもったいない
あんなに欲しがっていた 君を丸ごと
この手は抱きしめてたはずなのに
あんまり覚えてないや あんまり覚えてないや
あんまり覚えてないや あんまり
夕べ ギターを弾いて
うとうとしかけた瞬間に 奇跡のメロディーが降ってきて
なのに覚えてないんだ 昨日の夜の魔法を
あぁ なんてもったいない
世界中を幸せにするようなメロディー
確かに口ずさんでたはずなのに
あんまり覚えてないや あんまり覚えてないや
あんまり覚えてないや あんまり
じいちゃんになったお父さん
ばあちゃんになったお母さん
歩くスピードは とぼとぼと
だけど覚えてるんだ 若かった日の二人を
あぁ きっと忘れない
キャッチボールをしたり 海で泳いだり
アルバムにだって 貼り付けてあるんだもの
ちゃんと覚えてるんだ ちゃんと覚えてるんだ
ちゃんと覚えてるんだ こんなに
ドライブに出かけたり お小遣いをくれたり
たまに口げんかしたり すぐに仲直りしたり
ちゃんと覚えてるんだ ちゃんと覚えてるんだ
ちゃんと覚えてるんだ こんなに
世界中の幸せに できはしなくたって
このメロディーをもう一度繰り返す
わたくし、この歌を聴いて、
車を運転中に号泣したことがあります(笑)
『あんまり覚えてないや』はアルバム「HOME」の14曲目に入ってます。