詐欺に法人名義の銀行口座が悪用されるケースが増えている
こんにちは、たぬまんです。
今回は「法人口座を開設するのに必要な書類」について再確認したいと思います。
昨今、法人口座の開設はハードルが上がっているようです。
というもの未公開株であるとか、社債の購入であるとか、そういった投資勧誘詐欺に法人名義の口座が悪用されるケースが多いからだそうなんですが、銀行としても、自分のところの口座で詐欺行為をされてはたまらないでしょうし、詐欺ですから「騙すもの」と「騙されるもの」がいるわけで、放っておいたらどんどん被害者が増えてしまいますし、大きな社会問題にもなっています。
法人口座の開設に理解を求める各銀行
なので、どこの銀行のホームページでも、決まって「詐欺被害を防止する」うんぬんの文言があります。
当然審査も個人口座を開設するのと比べたら厳しくなっているわけですが、わたしがネット銀行で法人口座を開設したとき の印象としては、とりわけ「事業の実態」というのを念入りに確認されました。
平たく言うと「おたく、何やってる会社なの?」「実際にどんな取引があんの?」に対する回答を求められます。
銀行サイドの立場になって考えてみると、当然かもしれませんね。特にネットバンクなどは面談するわけでもないですし、書類審査と、あとは電話で確認するくらいしかできません。限られた情報から、ちゃんとした会社なのかというのを見極めないといけないわけですから、慎重になるのも当然かと思います。
法人口座の開設に必要な書類一覧
1. 会社の謄本(履歴事項全部証明書)
2. 法人の印鑑証明書
→ お近くの法務局 で印紙を購入して謄本を発行してもらいます。印紙代は1通たしか600円だったと思います。法人の印鑑カード を持って行くとよりスムーズです。
3. 本人確認できる公的な書類
(運転免許証やパスポート、個人番号カードなどのコピー。顔写真がある方が良い)
4. 業務の内容や事業の実態を確認できる書類など
(会社のホームページや発注書、請求書、業務委託契約書など)
→ ホームページがないと、法人設立届出書や青色申告承認申請書など、同封書類が増えるケースが多いです。
細かなところは各銀行によって異なりますが、必要な書類はおおまかにこんな感じです。
印鑑カードで謄本と印鑑証明を取得
謄本と印鑑証明、それから本人確認の公的書類は必須です。法人を設立すると法務局で印鑑カードがもらえますが、履歴事項全部証明書と印鑑証明書を取得する際、この印鑑カードを持っていくと、手続きがよりスムーズに行えます。
顔写真付きの運転免許証で本人確認
あと本人確認書類は、顔写真がある運転免許証のコピーが無難でしょう。
できれば会社のWebサイトがあった方が良い
それから「できればあった方がいいもの」は、会社のホームページや、取引先と交わした業務委託契約書などです。これは「どんな業務を行っているのか」、「事業の実態はあるのか」といったことの確認に使われます。
電話がかかってくることもあるので、「何をやってるどんな会社なのか」ちゃんと口頭で説明できるようにしておいた方がいいです。まあ事実を伝えればいいだけですから、別に身構える必要はないんですけど。
まとめ
ということで、法人口座を開設する際の「必要書類」の説明でした。
どこの銀行でもほぼ変わらず必須になるのが「履歴事項全部証明書」、「法人の印鑑証明書」、「本人確認書類」です。あとはこれに加えて「業務内容や事業の実態を確認できる書類等」を準備しておければベターです。
審査やら手続きやらがもろもろあるので、こちらが「早く法人口座が欲しい!」と思っても、スグにはできません。だいたい2~3週間くらいはかかるものと思って、ゆとりをもって申請するのがよろしいかと思います。