群馬県みなかみ町の「猿ヶ京温泉」へ
こんにちは、たぬまんです。
今シーズンはこれで最後かなという思いを抱きながら、またまた雪国へ行ってきました。
場所は群馬県みなかみ町にある「猿ヶ京温泉」です。数年前に一度訪れたことがあるのですが、冬の季節に来るのは初めてです。で、今回お世話になったホテルですが、赤谷湖畔にある「ル・ヴァンベール 湖郷」さんに宿泊してきました。
猿ヶ京温泉・赤谷湖の旅館 ル・ヴァンベール湖郷
住所:〒379-1404 群馬県利根郡みなかみ町相俣1731
電話:0278-66-0880
お風呂:内湯(男1、女1) 露天風呂(貸切5)
予約はこちら:楽天トラベル / じゃらんnet / ゆこゆこネット
猿ヶ京温泉への行き方・アクセス&道路状況
まずは猿ヶ京温泉へのアクセス方法から確認しておきましょう。
場所は群馬県の北部、沼田市よりも北に位置する水上地方で、三国街道沿いにあり、そのまま三国峠を超えるとスキーやスノーボードで有名な苗場スキー場があるという、新潟県との県境にもほど近いところに猿ヶ京温泉はあります。
東京日本橋を出発地点とすると、距離にして約180キロ、関越自動車道を北上していきます。練馬ICから関越に乗ったとして、モリモリと高速を北上、群馬県の県庁所在地である「前橋」をすぎ、石段街で有名な温泉地の「渋川伊香保」をすぎ、最寄りの降り口は「月夜野インター」になります。
月夜野ICを降りてからは、国道17号線(三国街道)を走ること約20分の距離です。
さすがに水上までくると「雪国」です。積雪も多いですし、時間帯や場所によってはところどころ路面凍結も見られますが、頻繁に除雪車が走っているため、17号など大通りであればスタッドレスタイヤを履いていれば、雪のシーズンでもほぼ問題ないと思います。
猿ヶ京温泉の道路状況ライブカメラ
こちらのサイトで現在の道路状況が分かります。
ちなみに猿ヶ京観測所は「F」です。
参考ページ:みなかみ町 気象情報ライブカメラ
猿ヶ京温泉付近の道の駅
道の駅 たくみの里
古き良き日本の原風景「たくみの里」。
いくつかの集落が集まったところで、メインストリートには水車小屋があり、たくみの里を周遊する馬車なども走っています。近くには9体の野仏があり、伝統工芸の体験などができます。
たしか、以前ここに来たときは蕎麦打ち体験した記憶があります。むかしの日本の集落を散策しながら、のんびりぶらぶらしてたら、1時間くらいあっという間に経っちゃいます。
参考ページ:道の駅 たくみの里
道の駅 月夜野矢瀬親水公園
ちょっとトイレ休憩もかねてということで今回立ち寄ったのは「月夜野矢瀬親水公園」。
周辺には縄文時代の矢瀬遺跡、遊具があってアスレチックなどが楽しめる公園、鉄板や焼網もレンタルできるバーベキュー棟などがあり、新緑の季節にはピクニック感覚で楽しめそうな場所ですが、さすがに今回は雪に覆われていました。
軽い気持ちで立ち寄ったのですが、国道から一本入っただけで道路の積雪状態が全然違っていて、タイヤがスリップしてちょっと怖かったです。駐車場でチェーンを巻いている人もいました。
参考ページ:道の駅 月夜野矢瀬親水公園
由来は上杉謙信で「猿ヶ京」は「申ヶ今日」?
積雪具合にビビりながら国道17号に復帰。一路、猿ヶ京温泉を目指します。
ほどなくして赤谷湖に着きましたが、湖をぐるっと回ったあたりで「上杉謙信がむにゃむにゃ…」という看板を見かけました。どうもこの猿ヶ京という土地は 上杉謙信 に由来がある土地らしいのですが、帰ってからググってみると以下のような解説がありました。もとは「申ヶ今日」だったみたいです。
有名な戦国武将、上杉謙信。彼が越後から三国峠を越えてこの辺り(当時は宮野と呼ばれていました)にやって来た時のお話。どこまでも広がる大地に立ち、やはり果てなく広がる空を見、この地を治めたいという強い衝動に駆られました。
その夜、謙信は飲酒し、気持ちよく眠りについたところでなんとも奇妙な夢を見ました。
宴の席でごちそうを口に入れたとたん、前歯がいっきに8本も抜け、手の中に落ちてしまうという夢です。戦の直前にいやな夢を見たと家来に言うと、「片っ端から関八州を手中にするという、縁起の良い夢でございます」とのこと。
その日はちょうど唐申の年、申の月、申の日、そしてなんと謙信の生まれ年も申年だったことから、「この地を申ヶ今日と改めるぞ」と、謙信も上機嫌。
この『申ヶ今日』が訛り、文字も変わって『猿ヶ京』と呼ばれるようになったといわれています。
参考ページ:猿ヶ京温泉とは 群馬県 猿ヶ京温泉旅館協同組合
猿ヶ京温泉「ル・ヴァンベール 湖郷」
上杉謙信の看板を通り過ぎたところでUターンし、湖畔を少しばかり戻ってホテルに到着です。
シーズンということもあって立派な雛人形の七段飾りがありました。プロントのお姉さんは「もう50年くらいになるんです~」といってましたが、保管状態が良いのでしょう、すごくキレイな雛人形でした。
部屋
和室10畳のシンプルなお部屋です。積雪があり、かつ現在進行形で雪が降っているので窓の外は銀世界です。
正面に見えるのが貸切できる露天風呂です。五ヵ所あります。
風呂(内湯)
建物は3階建てで温泉宿によくあるフロントが最上階というつくり。正面玄関をくぐるとフロントロビーがあって、その奥に食事会場があります。で、階段もしくはエレベーターを降りて2階と1階に客室がありました。写真は2Fの廊下です。
1階まで下りるとまずは内湯の大浴場があります。2種類あって時間制で男女が逆になるようになっています。
内湯の写真を一枚とり忘れたので、ホテルのHPより拝借しました。
自由に入れる5つの露天風呂
内湯の奥には5つの露天風呂があります。
1.三国、2.猿ヶ京、3.赤谷湖、4.湯宿、5.芦の沢
「三国」と「猿ヶ京」は大きめに造られていて家族でも入浴OK。5,6人は余裕で入れます。「赤谷湖」とその奥にある「湯宿」「芦の沢」はこぢんまりしているので、一人もしくはカップル専用サイズでした。
いまこうして改めてみると、結構撮るべき写真を撮り忘れてるなと感じるわけですが…、建物から外に出るところで露天風呂に行く用のスリッパや長靴が用意されていまして、そこでスリッパを履き替え、入りたい露天風呂のカギを持っていく、というスタイルです。
1.三国
2.猿ヶ京
3.赤谷湖
4.湯宿
5.芦の沢
日帰り入浴もできる貸切風呂です。宿泊者は無料で、空いてればいつでも自由に入ってOKというスタイルです。45分3000円とか貸切風呂の料金を別途とる宿もありますけど、わたしはこのタイプが好きです。
5つもあれば大抵どこかは空いてますし、貸切風呂といったって実際入ってるのは20~30分程度です。何時間も長風呂するわけじゃないですし、ほかの宿泊客とのタイミングを見ながら空いてる風呂を自由に使えるのでストレスもないです。
おいしい水
湯上りには「みなかみの美味しいお水」がいただけます。
また、猿ヶ京は「群馬」の温泉ということで、こちらのおふたりもw
食事
夕食
夕食は「量ひかえめ」のコースにしたのですが、それでもお腹いっぱいになりました。
写真を撮る前につまんでしまったので掲載を控えましたが、このほかに「お刺身」と「ニジマスの塩焼き」などが出まして、とくに妻は虹鱒の塩焼きが気に入ったようでした。デザートに一口ケーキがついてきたりして大満足です。
朝食
朝食は湯豆腐でした。あとはサラダにとろろ、焼鮭に卵焼きなど。食後にはホットコーヒーも付きます。前の晩に少々飲み過ぎたため控えましたが、絶好調ならお茶碗大盛りで3杯はおかわりできましたw
まとめ
ということで、群馬県の北部、みなかみ地方にある猿ヶ京温泉のお宿「ル・ヴァンベール 湖郷」、とてもいいところでした。写真には一枚も登場しませんでしたが、なによりスタッフの方々が気さくで、優しくて、素晴らしかったです。
たぶん通常であれば我々はテーブル席での食事だったと思うのですが、うちはチビがいたため、おそらく気を利かせて個室を用意してくださったようです。ここで改めまして、ル・ヴァンベール湖郷のスタッフの皆さまにお礼を申し上げたいと思います。
当日は本当にありがとうございました<(_ _)>
ほんの少し足を伸ばすと新潟県の苗場スキー場についてしまう、そんなところが水上であり、群馬県とはいえモロ「雪国」です。除雪車必須です。冬のシーズンであればスタッドレスにタイヤチェーンも保険として携帯しておくといいかもです。
また高確率で雪見風呂が楽しめることでしょう。家族で楽しむもよし、カップルで貸切風呂を堪能するもよし、缶ビール片手に一人風呂なんてのもいいかも知れませんね!
猿ヶ京温泉・赤谷湖の旅館 ル・ヴァンベール湖郷
住所:〒379-1404 群馬県利根郡みなかみ町相俣1731
電話:0278-66-0880
お風呂:内湯(男1、女1) 露天風呂(貸切5)
予約はこちら:楽天トラベル / じゃらんnet / ゆこゆこネット