「格安SIM」はキャリア携帯と比較にならないほど…安い。
このところ格安SIMにつて勉強してまして、結構いろいろなことが分かってきました。結論から言うと、もしキャリア携帯を使っているなら、今すぐにでも格安SIMに変えた方がいいです。
というのが率直な感想なのですが、ただ、先月機種変更したばかりなんていう方は、180日間の縛りがあるのですぐには乗り換えられないですし、端末代を分割で負担してもらっているケースが多いと思うので、半年経過後も残りの端末代金とのバランスを見て、ということになるかと思います。
機種変更したばかりでなければ今すぐ乗り換えた方がいい
それ以外で、前回の機種変から2年以上経っているのであれば、ほんと今すぐ、真剣に検討した方がいいです。解約の違約金9,500円が発生するとしても、そんなものはMVNOの格安SIMに変更すれば、すぐにペイできます。
だって、月額料金が全然違いますからね。いまかりに月1万円くらい携帯代を払ってるとして、もしそれが当たり前だと思っているとしたら、その考えは今すぐぶっ壊すべきです。
いやまあ、何と言いますか、まさにわたし自身がこれだったわけです。なんせドコモひと筋18年ですからw だから携帯代が毎月1万円くらいかかるのは普通だと思ってたし、すこし前にプランを見直して月額7,000円くらいになって、だいぶ安くなったなと思ってたくらいです。(※格安スマホとは何ぞや?を参照)
でも携帯の使用料で月7,000円は全然安くない。格安SIMの現状を知れば、ふつうにバカ高いということが分かります。
通話が減った現在でも大事にしたい「スマホの電話機能」
で、このところ格安SIM各社のプランを調査していて分かったのですが、わたしの価値基準のなかで上位にくるのが、意外にも「かけ放題・話し放題」だということです。
はっきりいって携帯で電話する機会はだいぶ減りました。日常のやり取りはLINEで十分ですし、あとは主にネットするのに使っています。なのですが、やはりどこか「電話」の機能に重きを置いてる自分がいるんですね。
やっぱり回数無制限の「かけ放題プラン」がいい
あまり使わなくなったとはいえ、いつでもどこでも、場所を選ばず通話できるのが携帯電話の魅力に変わりありませんし、なるべくなら「かけ放題」で使いたい。そう考えてるんです。
格安SIMのサービスを提供するMVNO事業者は、ドコモなどから回線をレンタルしています。なので通話料はどこも一律、30秒/20円かかるようになっていますが、これだと通話料が気になって気軽に電話できない。だから無制限かけ放題のプランがいい、こう思ってるんですね。
時代は「話し放題プラン」付きの格安スマホに向かってる!?
かけ放題がいい!っていうのは単なるわたし個人の意見に過ぎませんが、格安SIM各社のプラン動向を見てみると、意外と世論的にもそういう思いが強いのかなという気がします。つまり「話し放題のプランが選ばれている」という傾向です。
キャリア携帯とくらべると月々の料金がグーンと安くなるのが格安SIMの魅力なわけですが、通話料に関しては原則30秒/20円なので例外だった。
そこで各社、何分間まで定額で話せますという無料通話プランを作ったわけですが、1社が「かけ放題プラン」を発表すると、ユーザーがごっそりそっちに流れた。これまでの定額の無料通話プランでは押しが弱くなり、業界的に「話し放題」へ向かっている、そんな気がします。こういう動きは、我々スマホ利用者にとってはありがたいことですけどね。
「話し放題」・「かけ放題」プランがある格安SIMカード
で今回は、そんな「話し放題」「かけ放題」プランがある格安SIMに注目したいと思うのですが、050ではじまるIP電話は、かけ放題でも除外としました。あくまでも今使っている「090」や「080」ではじまる電話番号を、MNP(番号ポータビリティ)でそのまま移行して使う、という前提です。
ので、たとえばniftyが提供している月額1,300円で国内通話がかけ放題という「NifMo でんわ」なども非常に魅力的ではあるのですが、IP電話のため非通知になってしまうといったデメリットがあるため、今回は除外しています。
番号が「050」になるIP電話や、無制限じゃない「無料通話プラン」は除外
< プラン選択の条件 >
- 携帯番号はMNP(番号ポータビリティ)で今までどおりの番号を使う
- 「かけ放題プラン/話し放題プラン」のある格安SIMをえらぶ
- 定額の「無料通話プラン」は話し放題とは違うので除外
- たとえ「かけ放題」でも「050」ではじまるIP電話は除外
このような条件で探しました。
比較する格安SIMは「ワイモバイル(Y!mobile)」、「楽天モバイル」、「mineo(マイネオ)」、「UQモバイル」、「OCN モバイル ONE」です。これまでの私のエントリーを読んでくれた方はお分かりだと思いますが、いずれも回数無制限のかけ放題プランがあります。(※それぞれの格安SIMを調べたエントリーにリンクしています。)
料金プランに「かけ放題」がある格安SIMの比較表
こちらは公式サイトへリンクしています。
月額料金 | かけ放題 | データ容量 | 特色 | 2年間の総額 | |
---|---|---|---|---|---|
ワイモバイル | 1,980円 | 10分 | 2GB | キャッシュバック | 49,520円 |
楽天モバイル | 2,450円 | 5分 | 3.1GB | ポイント特典 | 52,220円 |
マイネオ | 2,450円 | 5分 | 3GB | フリータンク | 58,800円 |
UQモバイル | 1,980円 | 5分 | 2GB | 通話プラン変更 | 59,520円 |
OCNモバイルONE | 2,650円 | 10分 | 4GB | 2年縛りなし | 62,200円 |
※2017年2月現在におけるデータです。
※比較のため月々のデータ容量が2~3GB程度のプランを選択しています。
※料金はキャッシュバックやポイント還元、割引キャンペーン等を加味しています。
なぜ2年間の総額にしたかというと、24か月の縛りがあったりするからなんですが、キャリア携帯をお使いであれば、一度、概算で構わないので24ヵ月分の使用料の総額を計算してみるといいです。ちなみに私の場合は、172,800円となりました(汗)。
今回5つの格安SIM(MVNO)を比較しましたが、こうしてキャリア携帯の料金と見比べてみると、それぞれの格安SIMのちがいは「誤差」といっていいレベルと思います。だって、どこに乗り換えたとしても10万円以上安くなりますからね。
迷って、このままキャリア携帯を使い続けるくらいなら「どこの格安SIMでも構わないから、今すぐに乗り換えるべし」です。
もう少し分けてみてみると、
「5分間かけ放題プラン」がある格安SIMは
です。ちなみに楽天モバイルは、上位オプション(850円→2380円)に変更すると「何分でも」時間無制限でかけ放題になるので、1回の通話時間が長い人はこちらのプランの方が安心かも知れません。
「10分間かけ放題プラン」がある格安SIMは
です。かけ放題の時間が「10分」あれば、大抵の通話は問題なさそうですね。
契約の縛りについて見てみると、
「2年間(24ヵ月)の契約縛り」がある格安SIMは
です。2年ごとに自動更新となり、更新月以外に契約を解除すると違約金が発生します。なのでキャリア携帯(ドコモ、au、ソフトバンク)と同じと考えていいです。更新するかしないか、2年ごとにちゃんと検討できればいいのですが、個人的にはこの縛りは嫌いです。
「1年間(12ヵ月)の契約縛り」がある格安SIMは
です。最低利用期間という考え方なので、1年以内に解約すると手数料がかかりますが、12ヵ月を過ぎれば契約を解除しても違約金が発生することはありません。
「半年間(6ヵ月)の契約縛り」がある格安SIMは
です。ここも最低利用期間という考え方で、その期間は「6ヵ月」です。一番短いですね。「2年縛りとか、クソでしょ」と思うなら「OCN モバイル ONE」ですね。