「ドコモ回線」にも「au回線」にも対応している格安SIMのmineo(マイネオ)
今回は mineo(マイネオ)について見ていきます。
公式サイト:mineo(マイネオ)の格安SIMはこちら
わたし自身、格安SIMについて勉強し始めたのがここ最近のことですから、勝手な推測なんですけれど、すこし前までは(今みたいにMVNO事業者が増えるまでは)「格安SIMっていったらmineo(マイネオ)だよね」っていう感じだったのかな、という気がします。
よくいえば格安SIM業界を引っ張ってきた牽引役であり、見方を変えると、最近ライバルが増えて困ったな~という感じかも知れません。ま、勝手な想像なんですが。
で、さっそくmineo(マイネオ)のプランについて見ていくと、特徴的なのは、ドコモプラン(Dプラン)だけじゃなくて、auプラン(Aプラン)もあるということ。SIMロック解除 とか ワイモバイル のエントリーでも少し触れましたが、ほとんどのMVNOはドコモの回線をレンタルしている状況です。
なのでいまドコモの端末を使ってるなら、かならずしもSIMロック解除は必要じゃないんですけれど、mineoはauからも回線もレンタルしてるようなので、「Aプラン」を選べばau端末でもSIMロック解除なしで格安SIMに乗り換えられます。(※対応機種をご確認ください。)
mineoの料金プランは楽天モバイルとほぼ同じ
プランについては、データ通信のみを「シングルタイプ」、音声通話付きを「デュアルタイプ」と呼んでいます。で、これまで通り、電話も使う、ネットの使用量はそこそこということで見ていくと、「デュアルタイプ/3GB」あたりが妥当だと思われるので、月額料金は1,600円になります。
通話料(090音声通話)に関しては、回線をレンタルしているため、ほかのMVNO事業者と同様、国内通話料30秒ごとに20円かかります。
なので、仮にひと月30分通話したとすれば1,200円になるわけですが、通話料が多少安くなる通話定額プランを用意していて、最大30分定額で通話できる「通話定額30」なら840円、最大60分定額で通話できる「通話定額60」なら1,680円です。
関連ページ:楽天モバイルとマイネオ(mineo)を比較してみた
マイネオでも国内通話が何度でも無料になる「5分かけ放題サービス」がスタート!
ただですね、最近は ワイモバイル(Y!mobile) とか 楽天モバイル とか、無料通話を無制限にしてるライバルが増えちゃった。だから30分定額で話せます!とかだと弱いわけですね。
そこでmineo側も対策を考えたようで、いよいよ2017年3月1日(水)より、5分以内の国内通話が何度でも無料となる「5分かけ放題サービス」の提供を開始するようです。月額料金850円ということですので、楽天モバイルの楽天でんわと同じですね。
この5分かけ放題のオプションに加入したとすると、1,600円+850円=2,450円ということで、なんと月額料金も楽天モバイル(通話SIM/3.1GB)とまったく同じになりますw
関連ページ:格安SIM比較(5分or10分かけ放題あり)
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mineo(マイネオ)にしかない「フリータンク」というユニークな仕組み
mineoには、ユーザー全員でパケットをシェアしあえるという「フリータンク」というオプションがあって、これが結構ユニークです。
いままで家族間でパケットをシェアするという考えはありましたが、「ユーザー全員で分け合う」という発想は斬新です。もしパケットが余ったらフリータンクというパケットの貯蔵庫に入れて共有し、もし足りなくなったらフリータンクから引き出してもらえる(上限あり:月2回、1GBまで)という仕組み。で、これが結構うまく回ってるみたいです。
パケットが余ったときは分け合えて、足りなくなったときは引き出せる、繰り返しになりますが、なかなか面白い仕組みだと思います。
実質、マイネオにも最低利用期間(1年しばり)があります
ドコモやau、ソフトバンクなどのキャリア携帯には「2年縛り」というものがあって、2年ごとに契約が自動更新され、決まった月以外に契約を解除すると解約手数料という名の違約金を取られます。
これが格安SIMだとどうなるのか?ということなんですが、いままで見てきたところだと、ワイモバイルにも2年縛りがあるし、楽天モバイルにも1年の縛りがありました。で、今回のmineoなんですが「よくあるご質問ページ」をのぞいてみると、
Q. 最低利用期間はありますか?
A. いいえ、最低利用期間は設定しておりません。
となっているわけなんですけれど、
いやいや、
ふつうに1年縛り、ありますから。
「いいえ、最低利用期間は設定しておりません。」につづく一文にはこうあります。「ただし、ご利用開始月の翌月から12カ月以内に携帯電話番号ポータビリティー(MNP)転出される場合は、MNP転出手数料12,420円(税込)を申し受けております。※13カ月目以降は、MNP転出手数料が2,160円(税込)となります。」
ということで、1年未満で解約したときの手数料には、ふつうに1万円乗っかってますね。これ、ほかのMVNOと同じです。
だったらちゃんと最低利用期間は1年間で、その間に解約したら違約金が1万円かかりますと表記した方がいい。まぎらわしい。これは表現方法を変えただけで、実質「1年縛り」があるのと同じです。悪質とまでは言えないかもですが、こういう表現の仕方はユーザーの誤解を招くのであまりよろしくないと思います。
まとめ
ということでもろもろ見てきましたが、今年2017年の3月からは「5分かけ放題サービス」もはじまることですし、格安SIMカードの選択肢としては全然ありだと思います。パケットが足りなくなったら分けてもらえるフリータンクなどもユニークですしね。
料金プランでいうと、完全に楽天モバイルと五分五分なので、あとはフリータンクが欲しいか、それとも特典の楽天ポイントが欲しいか、もしくは単純にどっちが好きか、というところでしょうかw
公式サイト:mineo(マイネオ)の格安SIMはこちら
格安SIMカードのみの購入で比較するならば、mineo(マイネオ)と楽天モバイルは、ほぼ互角です。
いっぽう、スマホ本体も機種変更したいというケースですと、ほしい端末があるか?というところもありますが、一括にしろ分割にしろマイネオでは端末代金を支払いますので、欲しい端末があれば、割引のある楽天モバイルのコミコミプランの方がお得(安い)と思います。