会社を作るっていうのは、法務局で法人登記すること。
これから『会社設立』について記事を書いていきたいと思います。
ゴールから逆算する!とか、なんともカッコつけたタイトルを付けてみましたが、いざ会社を設立しようと考えたときに、なにから手を付けて良いやら、というか最終的に何をすることがゴールなのか?というのが見えていないとスタートきれないなと思いまして、こんなタイトルにしてみました。
手続きとかは諸々あるわけなんですけど、結局なにをすれば会社を作れるのか?
そのゴールは、
法務局で株式会社設立登記を申請する
です。
これがとりあえずのゴール。
このために、あんな書類やこんな書類を準備するのです。
で今回、なんでこんな記事を書こうかと思ったのかということなんですが、わたくし自身が個人事業主から法人成りして、株式会社を設立しようと考えているからです。
法人登記については、手数料をお支払いして司法書士や行政書士などに依頼しちゃっても良いのですが、せっかくなので自分でやってみようかと思いまして。その歩みをブログにまとめていきたいと思います。
いや、はじめはチンプンカンプンで、っというか今でもはっきりとわかったわけじゃないんですけど、ともかく会社を設立するのは面倒くさくて難解なもの、というイメージがあったんですね。でも上記したように、まずは「ゴール」をはっきりさせたら、意外と大したことないんじゃないの?と思えてきました。だって、こういう会社を作るよ!っていうのを、法務局に届ければいいだけですから。
だから答えは全部、法務局にあるわけです。
しかもお役所ですから、もし分からないことがあっても丁寧に教えてくれるはずです。
ということで早速ですが法務局のホームページをのぞいてみましょう。
会社の設立に必要な書類たち(法務局で提出するもの)
すると、「商業・法人登記の申請書様式」というページがありまして、
参考ページ:http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/COMMERCE_11-1.html
ここの一番はじめにある「第1 株式会社」の「1.設立」というのが、ずばり答えです。
申請書様式のところに雛形となるサンプルが用意されています。
「一太郎」、「Word」、「PDF」とあるので、ワードのドキュメントファイル(.doc)をダウンロードして、記載例のPDFファイルを参考にしながら編集していけば大丈夫だと思います。
ちなみにわたしの場合ですが、発起人はわたし1人であり、わたしが資本金を準備し、取締役もわたし1人なので、「1-3 株式会社設立登記申請書(取締役会を設置しない会社の発起設立)」というのが該当します。フリーランスで自営業をやってきて、ながれで法人化するっていうパターンの方は、ここに該当するケースが多いんじゃないでしょうか。役員をずらっと集めて組織にするというよりも、個人事業の延長として株式会社にするっていうケースですね。
なので私のように「ひとり社長の株式会社」を設立される方は、下記の赤い四角で囲った部分のデータを使いましょう。
さっそく申請書様式の「Wordファイル」をダウンロードします。
するとこれがそのものズバリの申請書類のテンプレートになっているので、必要に応じてこのテンプレを加筆・修正していきます。
丁寧に赤字で注意書きもされているので何とかなりそうです。
で、添付書類を確認しますと、
定款 | 1通 |
発起人の同意書 | 通 |
設立時代表取締役を選定したことを証する書面 | 1通 |
設立時取締役の就任承諾書 | 通 |
印鑑証明書 | 通 |
本人確認証明書 | 通 |
設立時取締役の調査報告書及びその附属書類 | 1通 |
払込みを証する書面 | 1通 |
資本金の額の計上に関する設立時代表取締役の証明書 | 1通 |
委任状 | 1通 |
となっています。
あとは1つずつ、これらの書類を準備していけば良さそうですが、
ここでさらにいらなそうな書類を省いていきましょう。
まず一番最後の「委任状」。
代理人に申請を依頼した場合のみ必要です。とあるので、これは司法書士さんなどに代行してもらう時に必要なものを思われます。なので今回は自分で申請するので不要。
つぎは「設立時取締役の調査報告書及びその附属書類」。
これも、出資は現金のみであり、
「現物出資」などはないので多分不要。
つぎに「資本金の額の計上に関する設立時代表取締役の証明書」。
これも(注)に、「1 設立に際して出資される財産が金銭のみの場合は、資本金の額の形状に関する証明書の添付は不要です。」とあるので不要。
それから「設立時代表取締役を選定したことを証する書面」。
取締役会を設置しない、というか一人取締役のため設置できないので、これもいらないっぽいですね。
1人発起人、1人取締役、取締役会なしの株式会社を作るときに必要な書類一覧
というわけで、現状で必要と思われる書類は下記のようになりました。
すこし減ったのでさっぱりしましたね(笑)
定款 | 1通 |
発起人の同意書 | 1通 |
設立時取締役の就任承諾書 | 1通 |
印鑑証明書 | 1通 |
本人確認証明書 | 1通 |
払込みを証する書面 | 1通 |
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