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完璧主義は疲れます。テキトー男、高田純次の本『適当経典』でほっと一息しよう。

投稿日:2016年12月7日 更新日:

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高田純次の文庫本『適当経典』

このあいだ高田純次さんの『適当経典』っていう文庫本を購入しましてね、さっそく読んでみたのですが、高田節が満載でとても良かったです。

カバンの中に入れといて、電車の中でちょっと一息つくのに丁度いいんじゃないでしょうか。真面目な方とか完璧主義の人なんかも、肩の力が抜けていいと思いますw

 

たとえば、

< 質問 >
テストでいい点を取る方法を教えてください。(神奈川県高校一年生 男)

に対して、

< 回答 >
あ~、それは、それぞれの問題に正解を出すことだね。正解っていうのは必ず参考書にも出てるから。

とか、

 

< 質問 >
給食で嫌いなものが出たときはどうすればいいですか?(小学五年生 男)

に対して、

< 回答 >
君のような子のためにビニール袋は発明されたんじゃない。給食で嫌いなものが出たら、友達にわかんないように、そっとビニール袋に入れて捨てちゃうの。

とか、

 

< 質問 >
中二になる娘の担任に恋してしまいました。この先生は国語を担当していて、どこか文学青年といった感じ。もうこの気持ちを抑えることができません。一回でいいからエッチしたいのです。(40歳 主婦)

に対して、

< 回答 >
するべきじゃないの~。そしたら娘もひいきにしてくれるだろうし。絶対にやるべきだね。一回ならおやじもわかんないだろうから。

とか、

 

< 質問 >
いい歳してまだ童貞です。僕は一生童貞なのでしょうか?(29歳 自営業)

に対して、

< 回答 >
うん、一生童貞だと思うよ。そういうのもアリだよね。逆に、童貞を続けてほしいよね!その君の童貞パワーを仕事と国のために使ってほしいよね。

とか(笑)
もう超適当です。

 

でも「適当」って、なんとなく「いいかげん」とか、よくないイメージで使われがちですけど、「うまくあてはめる」とか「適材適所」って意味なので、本来は結構いい意味の言葉なんですよね。

こんな感じで全体的には、というかほとんど適当なことばっかり書いてあるのですが、ときおり高田先生のポエムがはさんでありまして、これが何気にほっこりするというか、ちょっとジーンとくるようなところがありまして、なかなかいいスパイスになっております。

「秀和レジデンス」

リビングで笑い声が響いてた。
娘が笑えば、女房が笑う
女房が笑えば、娘が笑う
一番幸せなときだった

今は人手に渡ってる。
初めて買った3450万円のマンション

もしも一度だけ、
願いを叶えてくれるなら
一日でもいい。
あの頃に戻りたい……。

高田純次

高田 純次(たかだ じゅんじ)

1947年東京都調布市生まれ。1971年に「自由劇場」研究生となるも1年で退団し、イッセー尾形らと劇団(うでくらべ)を結成。4年間のサラリーマン生活(ジュエリーデザイン)を経て1977年、劇団「東京乾電池」参加。1989年に独立(株式会社テイクワン・オフィス)。以来、テレビ、ラジオ、雑誌等で幅広く活躍。近著に『適当手帳』『適当論』、DVD『高田純次 適当伝説~序章・勝手にやっちゃいました~』などがある。

 

  • この記事を書いた人

たぬまん

インターネットを使ったビジネスに取り組み、かれこれ15年ほど経ちます。現在は小さな会社を経営していますが、はじめはバイトしながらのスタートでした。いまハマってるのは筋トレですw

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